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1.思考パターンとは何ですか?それに振り回されるとどうなるのですか?

 

思考パターンとはその人独自の物事のとらえ方や考え方の傾向のことです。これにどのように影響を受けるかというと、例えば「自分は人を不幸にする人間だ」という思考パターンを持っている人は自分とは関係ない事で起こった身近な人の悪いことも自分のせいなんじゃないかという思考が頭の中で回ります。それによって悩んだり罪悪感を感じたり、自分を犠牲にして必要以上に相手を助けようと行動してしまいます。

 

もちろん相手を助けるという行為はすばらしいのですが、その思考にとらわれて相手が解決すべき問題を必要以上に助けてしまうと、相手を依存させ成長を妨げたり、都合のいいように利用されてしまったりと問題の根本的解決を妨げてしまうこともあるのです。自分がボロボロになってしまうぐらい助けてあげたのに・・・。

 

このように自分を振り回している思考には不安や恐れの感情がつながっていて、無意識にその感情から逃れるために選択したり行動してしまいます。そのために本当にそれが必要かどうかという冷静な判断が出来なくなり同じような行動を繰り返してしまうのです。

 

つまり本当の意味で自分の持っている能力や周りの様々な環境を活かせなくなってしまっている状態です。

 

2. それを知るとどうなるのですか?

 

自分がどんな思考パターンを持っていて、それによって今までどういうとらえ方をして行動をしてきたのかが見えてきます。

 

するとそれらが本当に必要なのか必要でないのかを考えられるようになったり、今の状況に合っているのかなど現実の状況を確かめるようになってきます。つまり、思考だけが暴走するのではなく、現実の状況と思考とのバランスが取れるようになってくるのです、

 

すると今必要でなければやめてみるという選択が出てきますし、もし必要であればそのまま続けてもいいし、今の状況により適した方法に変えるという選択の幅が出てきていろいろな見方が出来るようになってきます。

 

このようにバランスが取れ思考を上手に使いこなせるようになると、不安や恐れによって頭の中を嵐のように回っていた思考が少しずつ減ってきます。そして心が静かになり、より物事を柔軟にシンプルに考えられるようになってきます。それは自分の能力や周りの環境を上手に活かせるようになるということです。

 

特に人への支援や教育に関わる人や、リーダーとなる人には非常に強力なツールになります。

 

3. ようするに何も考えないということですか?

 

いいえ、それは全く違います。

思考を活用できるようになった後も不安や恐れにとらわれれば思考がぐるぐる回ります。

しかし、それらを今までのように鵜呑みにはせず本当にそうなのか?実際に何が起こっているのか?などと確認するようになりますので不安や恐れにとらわれ悩むという時間が短くなってきます。

何も考えないというよりも、むしろ思考を適切に活用するようになります。

 

 

4. 現在、心療内科に通っていて治療中なのですがこの方法で治りますか?

 

この方法(幻想斬り)は、精神科のドクターたちが行っている治療ではありません。あくまでも自分自身 を心のクセを知り、そこから自分が囚われなくなるための一つのきっかけでしかありませんので、心療内科や精神科等で治療中の方が治療目的で受けることは原則的に受け付けておりません。

 

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